昨今の筋トレブームによって筋トレに目覚めた人って多いのではないでしょうか。
そして実際にやってみて筋肉をつけるのが、如何に難しいかを実感した人もいると思います。
「筋肉をつけるのは薄皮を張り続ける作業」と言う言葉通り筋肉は一月やそこらでつくものではなく、ナチュラルで鍛えるのなら年単位(2~3年)かけてようやく形になるものです。
ただ筋トレって最初は辛いけれど、慣れてくるとだんだんとトレーニングも辛くなくなったりもします。
ですがその慣れ(ルーチン)は成長した証であると同時に、成長を阻害する要素でもあるんですね。
目次
トレーニングが楽だと感じるのは停滞している証拠
トレーニングを3ヶ月~1年位やっていると段々と辛さが薄れて来ると思います。
昔は辛かったトレーニングプログラムも淡々とトレーニングをこなすことができるし、いい汗をかいた後のプロテインもまた美味しく感じることでしょう。
しかしそれは肉体の進化が停滞している証拠でもあるのです。
そもそも肉体は足りないから求めます。
持てない重さを持とうとするから筋繊維は肥大化するわけだし、エネルギーを使いすぎているから溜め込んだ脂肪を燃焼してくれるんです。
それが「気持ち良かった」、「疲れた」程度のトレーニングでは、肉体も「もう成長しなくて良いんだ」と認識してしまうわけですね。
ボディメイクは変化が大事
日本人のとても素晴らしい精神性の一つでもある❝積み重ね❞。
小さなことを一つ一つコツコツと積み重ねる・・・とても単調で退屈なことですが、この積み重ねがいずれは大きな成果となるよう教えられますね。
しかし我慢強い忍耐を持っているからこそ犯してしまうミスがあるんです。
それが❝同じ日々を繰り返してしまうこと❞なんですよね。
筋トレにおける積み重ねとは変化を与え続けることであり、決して淡々とトレーニングをこなすものではありません。
漸進性過負荷原則によって肉体は成長を続ける
トレーニングに慣れてしまうのはウェイトの変化が乏しいからです。
そしてウェイトの変化が乏しければ筋肥大も筋力の向上も停滞してしまいます。
慣れてしまっている(ルーチンになっている)と感じる頃には、きっと最大ウェイトも伸び悩んでいるのではないでしょうか?
肉体は過負荷を与えれば、肉体は悲鳴を上げるし、トレーニングも辛く感じるものです。
つまり心地良いトレーニングは筋力の維持は出来ても、基本的には成長には期待できなくなるわけですね。
ルーチンでやるくらいなら休みにする
辛いからと言ってウェイトを上げるのを避け、慣れているウェイトでトレーニングをやるくらいなら休みにした方がいいです。
筋肥大もしくは筋力の向上を目指すのなら❝辛いと思うウェイト❞に立ち向かう必要があるのです。
❝毎日続ければ必ず成果は出る❞と言うのはあくまで精神論であり、筋肥大や筋力向上に必要なものは理論(ロジック)です。
それに筋肥大や筋力向上は理論上週2~3回のトレーニングで充分可能です。
ならば毎日惰性で続けるくらいなら休みをきっちり入れたほうが良いんですよね。
トレーニング時間は30分~45分がベスト!
筋肥大や筋力の向上を狙うのならトレーニング時間は短いほうが効率が良いです。
Strike while the iron is hot(鉄は熱いうちに打て)ということわざはトレーニングにおいても言えます。
筋肉の神様アーノルド・シュワルツェネッガーはこう言っています『お喋りは後にしてくれ、パンプが冷めちまう』と。
もっともこの言葉を本人が言ったという確証はどこにもありません、しかしこの言葉自体には反論の余地がないことも事実です。
なぜなら筋肥大や筋力向上におけるベストなトレーニング時間は、準備運動も入れて30分~45分が理想なのですから。
そこに長話は無用なのは言わずもがな、長過ぎるインターバルすらも不純物なのです。
慣れは余裕を生み、余裕が無駄な時間を作り出してしまうわけですね。