僕は整形という分野に関してはどちらかと言えば賛成派です(昔はどちらかと言えば否定派だった)
例えば目の整形なんかは賛成ですね。
僕の周りでも目の整形をやっている友人も多く、実際に僕の妻も瞼の切開と蒙古ひだの切除(目頭切開)をやっています。
その出来には感動するし間違いなく費用対効果が高くリスクに見合ってるなと思えます。
でも整形の分野全てに賛成かと言わればそんな事はありません。
特に鼻のプロテーゼや脂肪吸引などについては反対しています。
何故かと言うと目の整形(切開や蒙古ひだ切除など)は後のアフターケアが殆ど必要なく一回きりで大きな効果を期待できるのに対して、鼻の整形は入れ替えなどの複数回に渡る手術を必要とするからです。
何度もメスをいれるのは体に非常に大きな負担でありリスクも大きく、多額の費用もかかってくるわけなのでリスクリターンが釣り合ってないんですよね。
そして今日の課題である脂肪吸引は数ある整形の中でもデメリットがあり過ぎて僕は全くオススメできません。
それをこれから説明していくので脂肪吸引をしようと思っている方は是非読んでいただいて参考にしていただければと思います。
脂肪吸引は意外と脂肪をとれない
実は脂肪吸引って意外と脂肪をとれないんです。
もちろん、技術的にはいくらでも脂肪はとれます。
でも無理やり限界ギリギリまでとってしまうと皮が弛んだり皮膚のつっぱり感が不自然になってしまうので、大抵の病院は限界までとってくれません。
仮に「好きなだけとりますよ」何ていう医者がいたら要注意です!
それは非常に無責任で美しくしてあげたい気持ちの欠片もない医師なのです。
まず間違いなく理想の体にはなれないので絶対にそこでの施術は止めましょう。
また実際に取れる脂肪の量も施術してみないとわからないことも多いので、理想の体になれるのかどうかは終わってみないとわからないことも多いのです。
医者の技術に大きく左右されてしまう
脂肪吸引ってどんな医者でも簡単に出来てしまうようなイメージがありますよね。
でも脂肪吸引って「彫刻を削る職人」のようなもので、仕上がり具合は医者の技術に大きく依存します。
難易度で言えば目の整形とかよりも遥かに高いです。
また「こういう体型になりたい!」と医者に伝えたとしても技術だけではなく医者のセンスによる部分も大きく、医者選びを間違えてしまうと「全然理想と違う・・・」なんてことになるのです。
更に言うと施術直後にすぐ「痩せれてる!」と実感することはできないです。
ダウンタイムや場合によっては二度三度と施術を施すことになる可能性も高く、定着するのに早くても1ヶ月以上はかかってしまうのです。
リバウンド率激高!
僕がもっとも脂肪吸引をオススメしない理由がコレです。
脂肪吸引のリバウンド率はどんな無茶なダイエットをするよりも高いのです。
例えば食べないダイエットの太る原因は急激な脂肪細胞の減少のせいでして、人の体は本来備わっていたものがなくなると蓄えようとする機能が働くんですよね。
だから急激に脂肪が減ると「沢山脂肪蓄えなきゃ!」って体が反応するのでリバウンドが起きるのです。
では脂肪吸引のように一夜にして大量の脂肪が消えたらどうなるのか?
間違いなく体はいつもにもまして危機を感じて一生懸命脂肪を蓄えるでしょう。
脂肪吸引をした人全員がリバウンドするわけではありませんが、少なくとも食生活を改善できない人は間違いなくリバウンドするでしょう。
そしてまた脂肪吸引をするというループに陥るわけです。
お金がかかりすぎる
脂肪吸引は全身か部分かで金額に大きく差が出てきます。
部分であれば大体10万~30万、全身であれば100万~200万くらいはかかるでしょう。
この金額に見合ったメリットがあるなら良いのですが、個人的にはリバウンドなどの可能性を考慮するとどう考えても見合っていません。
脂肪吸引に向いてる人は?
殆どないと言っていいほどメリットのない脂肪吸引にも一つだけ優れた部分があります。
それはスピードです。
一夜にして脂肪を減らして痩せれるわけだからコレ以上に時間効率のいいダイエットはありませんよね(ただしダウンタイムなどを考えると完成は早くても1ヶ月後)
何よりもキツイ食事制限や運動をする必要がないのも大きなメリットでしょう。
しかしその状態を維持できるのは「何度でも脂肪を取りに行けちゃう人」か「食事制限や運動が継続してできる人」なんです。
セレブや芸能人でもない限りは何度も脂肪吸引に通うだなんてことは出来ないでしょう。
だからリバウンドしないための体つくりをするのならやはり運動と食事は欠かせません。
という事で脂肪吸引に向いてる人は以下の条件に合う人になるわけです。
・食事制限と運動でリバウンドを限界まで阻止できる
・施術後にある程度脂肪が残ってても構わない(男性なら体脂肪率15%以上、女性なら25%以上あってもいい)
・何度でも脂肪吸引に行ける財力がある(食事制限や運動をしない場合)
・満足行かない場合の微調整(更なる脂肪減少)を自分で行える
これらの条件に自分が当てはまっているのならば脂肪吸引はありかもしれません。
でも体型の維持にはどうしても食事と運動は常に関わってきます。
そしてそれが出来るのであればわざわざ脂肪吸引しないで、自分でダイエットを行えるしその方が間違いなく脂肪吸引よりも高い完成度を得られます。
またメンタル的にも「自分で理想体型に辿りつけた」というのは大きなメリットです、精神の成長は更なる肉体の成長にも繋がるでしょう。