パワーグリップは握力や前腕の補助として役立つアイテムの一つです。
懸垂やデッドリフトでよく使われていますが、これは背中の筋肉を追い込む前に前腕や握力が尽きてしまうのを防ぐためです。
またダンベルやバーベルの汗による滑り止め、手まめや皮膚が厚くならないように保護する役割も果たせます。
ここではパワーグリップの使い方や選び方、メリット・デメリット等をまとめてみました。
目次
パワーグリップにはどんな機能があるの?
パワーグリップの効果は平たく言えば握力と前腕との補強にあります。
主な用途としては懸垂やデッドリフトなどの引く動作(プル系)のトレーニングで用いられます。
肉体の成長にはある一定以上の負荷をかける必要があるのですが、プル系の種目は、過負荷を与える前に前腕や握力が尽きてしまう事が多々あります。
そうなると充分な負荷を与えられず、肉体の成長効率が悪いですよね。
そこで握力不足を解決できるパワーグリップは筋トレ効率アップを図ることができるわけです。
パワーグリップのメリット
パワーグリップ最大のメリットは握力が尽きることなく、狙った部位をしっかり追い込める事にあります。
基本はプル系の種目で使うことにはなりますが、それ以外の種目でも軽重量~中重量ならそれなりに効果はあります。
後はしっかりと巻けば手首を固定できるので、フォームを学ぶ上でも役立つでしょう。
また小さいことで言えば直接鉄の部分に触れないので、汗で滑り防止や手の皮が厚くなったり、手豆をある程度防ぐことも可能です。
●懸垂などのプル系(引く動作)の種目全般に使える。
●手豆や手の皮膚が厚くなるのを防止でき、痛みも緩和できる。
パワーグリップを使うデメリット
パワーグリップで握力と前腕の補助が出来るということは、逆に言えば握力と前腕の筋肉が鍛えられないということでもあります。
だから何をするにしてもパワーグリップを使っていると握力も前腕がいつまでたっても育ちません。
また全てのトレーニングでパワーグリップが活躍できるわけではない所にも注意しましょう。
●プル系(引く動作)以外の種目では効果は半減。
プル以外の種目やダンベルに使う場合は少し注意が必要
ダンベルトレーニングにもパワーグリップは使えますが、キツく巻くと手がダンベルに張り付くので力尽きた時が危険です。
パワーグリップを使ってダンベルトレーニングをする場合は軽重量~中重量のウェイトでやるか安全をしっかりと確保してからやりましょう。
またベンチプレスで使いたいという人がよくいるのですが、80~90kg程度くらいまでならパワーグリップでもいいけれど、それ以上の重量になると手首の固定には向かなくなってきます。
100kgを超えるベンチプレスでしっかりと手首を固定したいのであれば、リストストラップの方が向いているのでそちらを使うのをオススメします。
パワーグリップの効果まとめ
パワーグリップは主に懸垂、デッドリフト、100kg未満のベンチプレスの三種類に効果を発揮します。
特に握力が持たない人、筋トレ始めたての人には、パワーグリップは効率化を図れる優秀な筋トレアイテムの一つと言えます。
また手まめが出来たり、繰り返し皮が剥がれて手の皮が厚くなるのも回避できるのが嫌だと言う人にもオススメです。
手の皮膚への負担を大きく軽減するので、柔らかく綺麗な手を維持しつつボディメイクしたい女性にとっては必需品と言っても良いでしょう。
ゴールドジムのパワーグリップは2年以上使っても劣化なし
僕は幾つかのパワーグリップを使ってきましたが、ゴールドジム製のパワーグリップPROが最も使いやすく長生きしています。
ゴールジムと他の商品との差は分厚い革による耐久力によって、高重量を扱う時の安定感があり、長年の仕様に耐え、壊れやすいリスト部分の劣化も二年使用した段階でも問題なく使えている(画像のパワーグリップ)ところですね。
9500円と値段は高いですが、個人的には費用対効果は文句なしにいいと思います。
ただデメリットもないわけではなく、革でしっかり巻けて固定できる反面、手が柔らかい人(特に女性)は手の平と手首付近の皮膚が引っ張られて痛みを覚えるかも知れません。
トレーニングをしていけば慣れるものの、こういった部分においてはベロア素材などの方が優秀ですね。
ただベロア素材はリスト部分が壊れやすく、中重量を扱ったり、本格的なトレーニングや長期的な使用には向いていないのが難点ではあります。
●他のパワーグリップと比較してもフィット感が強く滑らない。
●ベロを巻いた時の安定感が別格。
●分厚い革で手の皮膚をしっかり保護できる。
●値段が他と比較するとかなり高い。
●手の皮膚が柔らかいと痛い人もいる。
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