上手くアナボリックステロイドを使えたのなら、ステロイドサイクル後はかなり体重が増えているはずです。
元の体型にもよりますが・・・二ヶ月のステロイドサイクルならば5~10キロ前後は増えている事でしょう。
適切な食事とトレーニングを行えたのなら増えた殆どが筋肉と水分であり、体脂肪率はそこまで増えていないはずです。
元々肥満体型の人ならばむしろ体脂肪率は減っていてもおかしくありません。
そしてここからはボディメイクの仕上げにかかります。
余分な脂肪を根こそぎ落とすことにより無駄のないキレッキレな体が出来上がるのです。
目次
ステロイド後の体重の減少は2キロは水分
ステロイドサイクル後は筋肉に水分がたまります。
その量はおおよそ2キロほど。
つまりダイエット開始後はあっと言う間に2キロほど減ることでしょう。
でも「脂肪がもう2キロも減った!」とぬか喜びしたり「この2キロは筋肉が落ちてるんじゃ・・・」と心配することはありません。
それは水分が抜けただけにしか過ぎなく、本当のシェイプアップはここから始まります。
ボディメイクするためのダイエットの基本は糖質制限
ダイエットの基本はいつの時代も糖質制限が基本です。
注意して欲しいのは糖質制限は糖質カットではありません。
減量初期から糖質をカットしてしまっては筋肉の低下も著しい上に、減量後半で体重の落ちが停滞してしまいます。
なのでアンダーカロリーになりつつも糖質を減らしすぎないようにバランスを取った食事で体脂肪率を落としていきましょう。
ただ糖質カットも必要ないのかと言われればそんな事はなく、減量の終盤で気になる部位をどうしても落としたい時にやる必要性が出て来ることもあります。
食事の取り方は低炭水化物、低脂質、高タンパク
食事はステロイドサイクル中は打って変わってアンダーカロリーになるように調整します。
そしてステロイドサイクル中以上にタンパク質の摂取には気を配りましょう。
ダイエット中は常にエネルギーが不足してカタボリック(筋肉が異化する減少)を起こさないよううこまめにタンパク質をとることが何よりも大事です。
また筋トレ後はエネルギー補給のためにもハードなトレーニングの後は炭水化物をちゃんととります。
最速最短のケトジェニックダイエット
上で紹介したのは一般的なダイエットですが、他にももう一つダイエット法があります。
それがケトジェニックダイエット。
ケトジェニックダイエットは筋肉の低下を最小限に食い止めるために短期間で脂肪燃焼を狙う方法です。
やり方はシンプルで糖質を完全にカットしてしまうのです。
糖質をカットしてしまえば体は常にエネルギー不足になるので物凄いスピードで痩せていきます。
ここで注意すべきなのは糖質をカットする代わりにそれ以上にタンパク質と脂質を摂取することです。
ようは糖質を脂質とタンパク質で補うということですね。
なのでケトジェニックダイエット中はマヨネーズだろうと豚肉だろうと糖質を含まないのであれば脂質は取り放題。
取る量が少ないと筋肉の低下にも繋がってしまうので、むしろやりすぎなんじゃ?って思うくらい脂質をとりましょう。
ただし、ケトジェニックダイエットは糖質を完全カットするので長い期間やるのは体に大きな負担をかけてしまいます。
最長でも2~3ヶ月くらいに留めましょう。
減量中でもトレーニングの質は落とさない
糖質制限にしてもケトジェニックダイエットにしても基本的に糖質が不足している状態なのでどうしても普段のポテンシャルを発揮できません。
またステロイドサイクル後は尚の事ウェイトの維持が辛いと思います。
しかしここが踏ん張りどころで・・・ここでどれだけ重量の落ちるペースを抑えられるかが筋肉をどれだけ残せるかに関わってきます。
基本のトレーニングはステロイドサイクル中と変わりませんが、ステロイドサイクル中のような無茶なペースはまず出来ないので無理はしないようにしましょう。
週3~4日程度のトレーニングにしっかりと休養をいれていきましょう。
でないとオーバーワークになってしまい余計に筋肉の低下に繋がりかねません。
重要なのはウェイトの頻度ではなく、ウエイトトレーニングの重量を極力落とさないことです。
ただ・・・どれだけ落とさないように努力してもウェイトの重量の低下を完全に防ぐことは出来ません。
限界まで力を維持しつつも怪我をしないラインを自分で見極めることが大事です。
減量終了時に扱うウェイトのダウンが10kg以内であればほぼほぼ減量成功と言っていいでしょう。
またどうしてもウェイトのダウンが気になるようであれば、減量用のアナボリックステロイドもあるので、休憩サイクルが終わってから取り入れるのもありです。