(出典:Lies Thru a Lens)
人の体を美しく魅せるのにもっとも邪魔なのは憎き脂肪です。
どれだけ美しい筋肉を身につけていようとも脂肪がその上に乗っかっていては、その美しさを活かすことはできません。
だから脂肪を落とすためにダイエットをするわけですね。
ダイエットの方法は古今東西沢山ありますが・・・どんな方法にせよ脂肪を落とすにはアンダーカロリーにする必要があるのです。
だけどアンダーカロリーにする弊害として筋肉の低下も同時に起きてしまいます。
つまり「筋力を落とさずに脂肪だけを落とす」は「脂肪をつけずに筋肉をつける」のと同様に不可能です。
ナチュラルによるボディメイクが難しいと言われるのもっとも大きな要因がこれなのです。
しかしクレンブテロールならばその不可能を可能にするのです。
目次
クレンブテロールとは?
マーベル・コミックのウルヴァリンを演じた事で日本でも爆発的な人気を得たヒュー・ジャックマンも使っていたと言われているのがクレンブテロール(スピロテロール)です。
ただこのクレンブテロールですが、厳密に言えばアナボリックステロイドではありません。
元々は喘息の薬として使われているクレンブテロールですが、減量目的に使うこともできるのでボディビルダーの間では減量時にリオチロニンとセットでよく使われています。
その理由としてはクレンブテロールには脂肪燃焼を促進すると同時に筋肉の増強とカタボリック(筋肉が異化して落ちる現象)の抑制ができるからです。
こうやって書くとオキシメトロンと似た薬に思えますが、あくまでクレンブテロールは脂肪燃焼効果がメインであり筋肉増強はオマケです。
オキシメトロンはその逆と思えばわかりやすいですね。
ボディメイクを最速で完成させたいのならオキシメトロンで筋肉を増やしてからクレンブテロールで体脂肪率を落とすのがセオリーです。
ちなみにクレンブテロールはカーボブロッカーのようなダイエットサプリメントとは違いドーピング薬として認定されています。
ドーピングって書くとぎょっと思われるでしょうが、スポーツ界で違法なドーピング扱いされているだけで一般人が使っても何ら問題はありません。
逆に禁止されるということはそれだけ多大な恩恵を受けれるとも言えるのです。
実際に使用して一ヶ月で体脂肪率5%減や体重5~8kg減といった報告も多く、通常のダイエットならば減った体重の3~5割が筋肉と考えると脂肪だけをこれだけ減らせるのは驚異的と言えます。
しかも恩恵の割には副作用も少なく、ケア剤も必要としないのも大きなポイントでしょう。
では何故スポーツ界で禁止されるのか?
それはアナボリックステロイドと同様、栄光や記録の為に限界を超えて使ってしまうからという理由が1つ。
もう1つはスポーツ界において薬物の使用そのものを制限しているのは、副作用が殆ど無いからと言って「薬物使用の許可」という前例は1度たりとも絶対に作るわけにはいかないからです。
クレンブテロールの使い方
クレンブテロールはすぐに耐性ができてしまうので、ダイエット期間中ずっと使い続けるものではありません。
耐性ができるまでの期間はおおよそ2週間、そして耐性ができてしまうとそれ以上摂取しても大きな効果を望めなくなります。
なので効果を最大限発揮するには適切なオフ期間を設ける事が必要になります。
使い方としては40mcgを2週間摂取したら2週間休むというサイクルで組むと良いでしょう。
摂取するタイミングは手足のしびれなどの副作用を考えると寝る前に飲むのが次の日に影響がないのでオススメです。
クレンブテロールを使う上での注意点
クレンブテロールを使う上で気をつけることがあります。
それは有酸素運動などの心肺に負担をかけるトレーニングをしないことです。
そして2週間毎に最低でも1週間以上(理想は2週間)のオフを挟むこと、オン・オフのサイクル合わせて6~8週間以内に収めることです。
クレンブテロールサイクル中のトレーニング
上にも書きましたがクレンブテロールは心肥大の危険性を考慮すると有酸素運動のような心肺に断続的に負担がかかることは止めましょう。
トレーニングをする場合は高負荷低回数のウェイトトレーニングをしていきます。
また筋力の低下を恐れるが故にトレーニングペースを上げ過ぎないでください。
クレンブテロールならば減量中でも大幅な筋力の低下は起きないので神経質になることはないのです。
クレンブテロールサイクル中の食事
二通りのやり方があります。
どちらにも良し悪しがあるので自分にあったスタンスで選ぶと良いでしょう。
ひとつ目はオーソドックスな糖質制限+高タンパク質+低脂質でアンダーカロリーを目指す方法です。
この方法の良いところは脂肪燃焼と筋力増加のバランスがいいことです。
適度に栄養をとるのでどちらも狙っていけるよくばりなやり方と言えます。
もう一つは糖質完全カット+高タンパク質+低脂質で超アンダーカロリーを目指す方法です。
実はこの方法ってクレンブテロールのような短期間しかサイクルを組めない薬と相性がいいです。
どちらも脂肪減少を加速させるための方法で、尚且つ長期間は取り組めません。
それ故に2つが合わさった時の脂肪燃焼スピードは最速と言えます。
しかし糖質を完全カットするので筋力の増加が望めないのがネックな部分でしょう。
クレンブテロールの副作用と対処法
体の震え、軽度の興奮状態、手足の痺れ、心肥大、皮膚が赤くなるといった副作用が出ることがあります。
ただ、元々喘息に使用される薬なだけにそこまで副作用は強くありません。
アナボリックステロイドと違いケア剤も必要ないでしょう。
でも一つだけ注意して欲しいのが心肥大です。
何度も書いていますが、有酸素運動等の心肺に断続的に負荷をかける行為は心肥大に繋がってしまうのでサイクル中はやらないようにしてください。