アナボリックステロイドに興味を持った方から必ずと言っていいほど受ける質問があります。

それが「運動しなくても筋肉はつくのか?」という質問です。

先に結論を言ってしまえば強力なアナボリックステロイドであれば筋肉はつきます。

でも何もしなくても理想の体になれるかと言えばNOです。

何もしなくてもつく筋肉には限界がある

筋肉がつくには2つの要素が必要になります。

それは男性ホルモンとレセプター(受容体)と呼ばれるものです。

この2つが結びつくことで初めて筋肉が作られるのです。

小難しい名称ですが、簡単に言えば男性ホルモンは筋肉の素材でレセプターはそれの受け皿と思えばいいです。

そして男性ホルモンはアナボリックステロイドを摂取すれば物理的に増やすことは出来ますが・・・レセプターは食事と運動からしか作られません。

なので運動をしないといずれはレセプターが飽和してしまい、いくらアナボリックステロイドを摂取した所で筋肉が作られなくなってしまうのです。

肉体レベルや生活強度にもよって大きくかわる

デスクワーク主体のならば筋力が低く、アナボリックステロイドを使っただけでも筋肉が成長する可能性はあります。

逆に肉体労働である程度の筋肉を持った人は、使っただけでは筋肉が成長する可能性は低いでしょう。

他にも日々の生活強度にも大きく左右されます。

・筋力のない人→歩く、階段をのぼるといった動作でも筋肉が刺激され成長

・筋力のある人→歩く、階段をのぼるといった動作では筋肉はその刺激に慣れているので成長しない

運動をしなくても私たちは体の筋肉を使っていないわけではありません。

重要なのは「筋肉が成長するほど刺激できているのか?」なのです。

動かないで作られる筋肉にはばらつきが生じる

アナボリックステロイドでつく筋肉は全身にまんべんなく均等についてはくれません。

人間の体は自動的にバランスをとってくれるほど優秀には出来ていませんからね。

だから動かないでついた筋肉には自然とばらつきが出来てしまいます。

脂肪に付きやすい順番があるように筋肉にも付きやすい順番があり、筋肉は最もよく使う大きな筋肉からついていきます。

例えば全く運動しない場合は脚→腕→背中→お腹と言った具合に筋肉がついていくでしょう。

そうなると脚と腕が太くなり、背中やお腹が貧相なちょっとおかしな体つきになってしまいます。

筋トレをしないステロイドの摂取はおすすめできない

理想の体を目指すにはやはり筋トレは避けては通れません。

アナボリックステロイドは「最大限の効率で最短を走るため」としては最高レベルのアイテムですが、少なからず副作用のリスクもつきまといます。

リスクを背負う以上は最大限の効率を引き出しておきたいですよね。

そのためにも筋トレと食事は妥協せずにしっかりやっていきましょう。