前に初心者向けのホームジムの作り方の紹介をしましたが、初心者向けのホームジムでは1年ほど取り組むと「ここをもっと追い込みたいなあ」と思うようになるはずです。
そこで今回紹介するのは中級者向けのホームジムでの作り方です。
ただ中級者向けのホームジムを作るにはある程度の条件を必要とします。
まず、バーベルやパワーラックなどの大型器具を利用するので6畳~8畳の部屋がまるまる一部屋必要な上に、それなりにコストもかかってきます。
でも長期的にみればコストパフォーマンスはジムよりも圧倒的に優れているのは間違いありません。
それにワークアウトは習慣化さえしてしまえば一生モノの財産を築けます、可能な方は是非家にホームジムを作ってしまいましょう!
目次
中級者向けのホームジム作成に必要な3つのトレーニング器具
初心者向けで紹介した懸垂マシン、ベンチ、ダンベルの3つを紹介しました。
そして中級者向けのホームジム作成にも3つの器具が必要不可欠です。
それが以下の3つです。
・パワーラック
・バーベル
・マルチポジションベンチ
この3つがあれば中級者レベルまでのトレーニングはほぼ網羅できます。
それでは具体的に一つ一つの特徴を紹介していきますね。
安全に高重量トレーニングが可能になるパワーラック!
高重量トレーニングをする上でパワーラックは欠かせません。
特にバーベルスクワットやベンチプレスなどは100kgを超える高重量になるため、少しの油断やミスで大怪我になりかねません。
そこでパワーラックならばセーフティバーもあって安全かつ、高さ調節も簡単にできるので身長や体重を問わず誰でもトレーニングに使えます。
また上部にある懸垂バーも圧倒的に安定感があり、多少体を揺らした程度ではびくともしません。
更にアイロテックのパワーラックは拡張性も高く、マルチポジションベンチとの組み合わせはもちろんのこと、専用オプションを買い足してラットプルをしたりもできます。
拡張性、汎用性、耐久性とあらゆる面で優れているのでこれなくしてホームジムの完成はないと言っても良いでしょう。
画像のようにディップスバーを付ければディップスが可能になります(ワンタッチで付け外しが可能)
使い勝手としては高さ調節が可能で、安定感もありなかなか良いです。
ただ荷重ディップス(30kg以上)だと少し不安に感じる部分もあります。
あと若干幅広なので小柄の女性は使いにくいかもしれませんね。
パワーラックを導入する際の注意点
まずは何はなくともある程度のスペースが必要になります。
パワーラックのサイズが幅115×奥行114×高さ2120cmなので六畳一間くらいはあった方がいいですね。
更に組み立ては一人ではかなり難しいので、最低でも二人・・・できれば三人いるとより楽にできます。
ちなみに組立は部品自体は多くないものの、早くても1時間程度はかかるでしょう。
パワーラックの購入
パワーラックは公式サイト、アマゾン、楽天で売っています。
パワーラックにかぎらずアイロテックの器具はどこで購入しても値段が一緒なのでお好みで選びましょう。
ダンベルよりも更に刺激を与えてくれるバーベル!
パワーラックと同じくらいトレーニングの幅を広げてくれるのがバーベルです。
特にバーベルによるデッドリフト、スクワット、ベンチプレスのBIG3は初心者から中級者まで幅広く取り入れやすい上に肉体改造効果も絶大です。
ダンベルトレーニングとはひと味もふた味も違った刺激は間違いなく次のステップに進むきっかけになるでしょう。
バーベルを導入する際の注意点
注意すべき点としてアイロテックのパワーラックと組み合わせる際には必ず長さを200cm以上のものを選ぶ必要があります。
他にも床を保護するためにジョイントマットなどを設置しておきましょう。
またパワーラックを使ってのベンチプレスなどはラックアップする時の金属音がかなり大きく、夜のトレーニングは集合住宅などでは難しくなることもあります。
あとバーベルの購入は140kgサイズをオススメします。
100kgではベンチプレスをするには十分にしてもスクワットやデッドリフトではすぐ物足りなくなります。
特にデッドリフトはデカイ背中を作るためには必要不可欠なトレーニングで、140kgでも下手したら半年たたない内に物足りなくなる事も全然ありえます。
なので多少奮発してでも140kgサイズを買っておくほうがいいと思います。
バーベルの購入
痒いところに手が届くようになるマルチポジションベンチ!
マルチポジションベンチはメイン種目で使うことよりも細かいところを鍛えたい時にピッタリです。
例えばベンチプレスだけでは大胸筋上部を鍛えるのが難しく、自重による大胸筋上部トレーニングは負荷をかけづらい。
そこでマルチポジションベンチなら角度をつけてインクラインベンチプレスができるようになるので大胸筋上部をピンポイントで刺激できるんですよね。
その他にもレッグエクステンションやレッグカールもできるようになるため、バーベルスクワットやデッドリフトで追い込んだ後の締めに限界まで追い込むのにも使えます。
またレッグエクステンションの所は着脱可能でアームカール用のギミックに変えることも可能です。
肘を固定してアームカールができるので、二頭筋を限界まで鍛えたい時にとても便利です。
マルチポジションベンチを導入する際の注意点
基本的にとても便利なマルチポジションベンチですが、ちょっとした欠点があります。
それは座っても足が地面につかない点です。
なのでインクラインベンチプレスやショルダープレスをする際に足を踏ん張れないんですね。
ちなみに身長177cmの僕はインクラインベンチプレスをする際につま先立ちになってしまいます。
なので踏ん張りを効かせたい場合は何かしら地面に置く必要があります。
また組み立てに関しては細かい部品が意外と多いので1時間以上は図面と格闘する可能性が高いと思います。
マルチポジションベンチの購入
腰を保護して腹圧を強力にサポートするトレーニングベルト!
なくて困るものではないですが、あった方が便利なのがトレーニングベルトです。
トレーニングベルトはスクワットやデッドリフトで腰を傷めないように保護してくれます。
また腹圧を使えるようにキュッと圧縮してくれるので、扱う重量を底上げしトレーニングパフォーマンスを引き上げてくれます。
トレーニングベルトを扱う上での注意点
トレーニングベルは腹圧をかけてくれるので普段よりも重いウェイトを扱えるようになるのですが、弱点もあります。
それはベルトがないと腹圧を使えなくなることです。
ベルトに頼り切ってしまうと自分で腹圧を使わなくなるんですよね。
そうならないためにも定期的にベルトを使用しないトレーニングも織り交ぜていくといいでしょう。
ちなみにパワーベルトも同様の理由で握力が身につかなくなるので、ノーアイテムでトレーニングをするのも大事ということですね。