アナボリックステロイドの中で一番効率よく筋肉をつけられるのは?と聞かれたら、大体の人はオキシポロンかメダナボル、もしくはそれらとデカデュラボリンとのスタックと答えるのではないでしょうか。
ただそれは副作用などのリスクリターンを考慮した上で、肉体の完成後に健康体を維持できる事が前提にあるアンサーです。
でももしリスクを度外視してリターンのみを追求するのなら間違いなく『トレンボロン』というアナボリックステロイドに行き着きます。
トレンボロンは『一時の輝きのために未来を失う』覚悟がなければ使えない、正真正銘危険極まりないアナボリックステロイドと言えます。
ここではデカイ筋肉をつけたい人を魅了してやまないトレンボロンの光と闇について紹介していきます。
トレンボロンとは?
一部の人に絶大な人気があるアナボリックステロイドで、オキシポロンやメダナボルが筋肉増強剤ならばトレンボロンは秘薬と呼んでも差し支えありません。
テストステロンの5倍の効果が期待できる化け物じみたアナボリックステロイドで、体重90kg超の人が行き詰る壁すらも軽くぶち抜いていきます。
なので一部のヘビーユーザーからは副作用の大きさを差し引いても使おうとする人もいます。
トレンボロンの効果
トレンボロンが筋肉をつけたい人々を惹きつけてやまない理由の一つが筋力の大幅向上と脂肪燃焼を両立可能なことにあります。
何故そんな事が可能なのか?その理由は圧倒的なまでの消化吸収効率にあります。
ナチュラルで摂取した食物の吸収率が10~20%だとすると、トレンボロンは80~90%もの吸収率があると考えていいです。
更には消化スピードも加速するので、食事を多く取れない人でもモリモリご飯が食べられます。
これによってカロリーを取れば取るほど筋肥大は加速するし、例え最低限のカロリー摂取だとしても筋肥大を可能にし、更には筋繊維の脅威の回復力による通常では無茶なトレーニングにも耐えるわけです。
その効果は半端なものではなく「増量?減量?全部トレンボロンで良いよ」と使用者が口をそろえて言いたくなるほどのもので、トレンボロンの1サイクルがオキシメトロンの3サイクルに相当すると言っても過言ではありません、オマケに余計な脂肪もほとんどつかないですからね。
言ってしまえばオキシポロンとスピロテロールのいいとこ取りをして更に強化したのがトレンボロンです。
具体例を上げるなら90kg超のボディビルダーが短期間(2~3ヶ月)で体重を5kg~10増やしたり、体重100kgなのに体脂肪率10%をキープする事が可能になります。
トレンボロンの副作用
トレンボロンが強力ながらも一部のステロイドユーザー以外から使われなくなった理由の一つが副作用の大きさでした。
注射がメインなので肝毒性は少ないですが、精子生成量の低下は確実に起きるし、アロマ化(女性化乳房)の可能性も格段に高くなります。
極めつけは精神面への影響の大きさで・・・躁鬱を引き起こす上にその症状も酷くなりがちです。
躁鬱になってしまうと気分の浮き沈みが異常に激しくなり、急に怒ったり泣いたり笑ったりするので、他者とのコミュニケーションが困難になり日常生活を送るのも難儀する可能性がありますね。
※躁鬱とは?:気分の浮き沈みが非常に激しいく、躁(気分の高揚)鬱(気分の低迷)を繰り返す。
トレンボロンはどうすれば買える?
トレンボロンは現在禁止成分を含むため、一般的には取り扱っている場所はありません。
ブラックマーケットを通してでしか購入は難しいです。
ちなみに類似品のトレノロールというものがあり、経口摂取を可能にした商品もあります。
僕は使った事がないので断言は出来ませんが、恐らく同成分を含むと謳いつつも改良されているので本家ほどの効果は期待できないのではないかと思います。
トレンボロンを使って得られるもの
ナチュラルでは一生手に入らない体重100kg超のハルクのような肉体を最短1年~2年で手に入れることが出来ます。
またそれにともなって富と名声を得るための足がかりにもなりますね。
そもそもトレンボロンに限らずアナボリックステロイドは富と名声を得るための手段になる側面があります。
美しい肉体は人々を魅了し、大手にはない魅力あふれる個人メディアを確立することを可能にします。
プロボディビルダーだったリッチピアーナもアナボリックステロイドで人生を変えた一人ですが、アメリカンドリームは体現したリッチは残念ながら急死してしまいました(原因はオピエイドという鎮痛薬の過剰摂取)
リッチはアナボリックステロイドに対する考え、人生に対する考え、ビジネスやお金に対する考え、トレーニングに対する考えなどをが面白く僕は更新をいつも楽しみにしていました。
全てではないけれど翻訳された動画もあるので是非この機会に覗いてみてください。
トレンボロンを使うことの怖さ
トレンボロンのもっとも怖いのはその依存性にあると思います。
とは言えいくらトレンボロンの副作用が強力と言っても別に1サイクルでボロボロになるわけではないし、それにトレンボロンそのものに依存性があるという報告も聞いたことはありません。
ただわざわざトレンボロンを使ってまで体を大きくしたい人は体重が90kgオーバーな人がほとんどです。
そんな人がトレンボロンで更に体を大きくしてしまえば、オフ期間中にナチュラルで肉体を維持するのは困難・・・と言うか絶対に無理です。
彼らは筋肉を1gも落とすつもりはないんです、命を失ってでも肉体を大きくしたいわけですからね、
その為にオフサイクルを作らない、もしくは他のアナボリックステロイドをオフ期間に使ったりしてしまうのです。
そんな事をしてしまえばどうなるかはもはや言うまでもないでしょう。
トレンボロンは直接的ではないにせよ肉体的にも精神的にも依存性が強く依存してしまうのはその効果の高さにあるのです。
もっともこれはアナボリックステロイドと言うより筋トレそのものに言えることでもあって、筋肉を大きくし続ける行為は少なからず依存性があります。
身体醜形障害ならぬ筋肉醜形症ともでも言うのでしょうか(筋肉醜形障なんて言葉はなく僕が勝手に作った造語です。)
トレンボロンを使う人というのは少なからず筋肉醜形症の可能性があり、それを大きく助長してしまいかねないのがトレンボロンの怖さなのです。