ステロイドは劇的な効果をもたらす反面、劇薬であるが故に副作用も少なからずあります。
しかしどの副作用にも必ず対処手段があり、ケア剤の準備を怠らなければ安全にアナボリックステロイドを運用することは可能なのです。
ここではステロイドを用いることによって起きる副作用とその対処法について紹介していきます。
アナボリックステロイドを安全に扱うためにも必ず目を通しておきましょう。
目次
女性化乳房(アロマ化)
テストステロンを過剰分泌する上での弊害の1つが、女の人のように胸が発達してしまうこの女性化乳房。
女性乳房はアロマタイズ(芳香化)とも呼ばれていて、ステロイドユーザーの間ではアロマ化といった略しかたをされていますね。
大量のテストステロンはエストロゲン(女性ホルモン)レベルを増大させるので、女性化が始まってしまう原因になることがあるのです。
進行が進んでひどい状態になると女性みたいに膨らみ垂れてしまい、非常に見た目が悪いので絶対に阻止したい症状の1つです。
ただこの副作用自体よっぽど無茶なステロイドサイクルをしない限りは起きる可能性は低いです。
強力なアナボリックステロイドであるオキシメトロンでさえそこまで起きる現象ではなく、適量による短期間のステロイドサイクルならばそうそう起きることもないでしょう。
対応策
女性化乳房が起きる確率は低いにしてもケア剤を持っておくべきなのは言うまでもありません。
女性乳房は放置して進行してしまうと外科手術が必要になってしまうので、万が一に備えて必ず用意しましょう。
具体的にはノルバデックスかアリミデックスという抗エストロゲン薬を使って対処します。
どちらがいいのか?ノルバデックスとの違いは何か?はアリミデックスの記事にまとめてあるので読んでいただければ幸いです。
ノルバデックスの使い方
ノルバデックスは女性化乳房が万が一起きてしまった時の保険なので常用する必要はありません。
胸のしこりや乳首付近の違和感が数日続くようでしたらステロイドの使用を止め、20mgを4週間毎日飲むようにしましょう。
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アリミデックスの使い方
症状が出てから使うノルバデックスとは違いサイクル開始と共に一日一回1mgを服用します。
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ニキビ、男性型脱毛症(薄毛)、前立腺肥大
ステロイドを使うとDHT(ジヒドロテストステロン)が体内に蔓延します。
DHTもテストステロンの一種であり筋肉を構成する大事な要素なのですが・・・同時にニキビ、前立腺肥大、男性型脱毛症を引き起こす可能性があります。
平たく言えば「思春期とよく似た状態」になるのでニキビができやすくなるわけです。
またDHTは髪の毛の成長サイクルをも狂わしてしまうので、薄毛にもつながっていく可能性があるのです。
しかしこういった症状はすでに進行中でなければ発症率は極めて低いです。
対応策
薄毛やニキビが酷いといった状態の人でなければあまり気にすることもありません。
ただ薄毛の人は症状を進行させる可能性があるので要注意です!
そういった人は先に薄毛問題を解決してステロイドサイクルに入りましょう。
プロペシアはケア剤としてだけでなく薄毛の悩みにも効果を期待できます。
そっち目的で購入してる方にはプロペシアは非常に有名な医薬品ですね。
また前立腺肥大対策としてはプロスカーも非常に優秀です。
プロスカーに関しての詳しい詳細やプロペシアとの使い分けに関しては以下に詳細をまとめてあります。
プロペシアの使い方
ニキビや抜け毛等の症状が著しく出るようになった時のみ使用を開始してください。
1mgを毎日できるだけ同じ時間に1錠、4週間ほど服用して様子を見てください。
基本的にニキビが多少出るくらいでしたら、ステロイドサイクルが終了すれば自然に体内環境が整うので使用しなくてもいいです。
プロペシアの購入(ジェネリック製品の名前はフィナロイド)
プロスカーの使い方
1mg(0.2錠)を一日一回服用します。
5等分する必要があるのでピルカッターやクラッシャーも一緒に用意しておくといいでしょう。
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肝臓へのダメージ
ステロイドは種類にもよりますが、テストステロンを大量に発生するために体内に長く残留するように加工されています。
体に長く留まるということはそれだけ肝臓を働かせることになりるし、何より加工された経口薬には肝毒性があるのです。
肝臓は状態が進行しても不調として現れづらいので、知らないうちに状態が進行してました・・・なんてこともあります。
とは言うものの肝臓はかなり再生能力が高い臓器なのでよっぽど無茶なサイクルを組まない限りは致命的なダメージを負うことは少ないです。
余談になりますが・・・ステロイドに限らずナチュラルでボディメイクをする上でもタンパク質を大量に摂取する必要があります。
大量のタンパク質は非常に消化に時間がかかるので肝臓へのダメージも大きいく、何年にも渡るタンパク質の摂取は短期間のアナボリックステロイドよりも危険という事もあるのです。
対応策
肝臓はものいわぬ臓器と呼ばれており壊滅的なダメージを受けてようやく気づいた!というケースも少なくありません。
そこで役に立つのがシリマリンというサプリメントで、このサプリは肝臓を保護してくれます。もしくはウルソデオキシコール酸という医薬品を使うといった選択肢もあります。
強力なアナボリックステロイドやスタックして使う場合はウルソデオキシコール酸を使うかシリマリンと併用することで肝臓へのダメージを最小限に食い止めることが可能です。
ウルソデオキシコール酸に関してはこちらの記事で詳しく書いてあるので、是非読んでいただければと思います。
シリマリンの使い方
ステロイドサイクル中は140mgを1日2回にわけて摂取しましょう。
ステロイドサイクルが終了したら摂取を終えて大丈夫です。
シリマリンの購入
上記のBerlin Pharmaceutical社にこだわりがないのなら、下のVitalMe(バイタルミー)のシリマリンの方が安くておすすめです。
ウルソデオキシコール酸の使い方
ステロイドサイクルの開始とともに服用を開始します。
肝毒性の低いステロイドであれば100mgを一日3回。
肝毒性の強い強力なステロイドの場合は200mgを一日3回に分けて服用しましょう
強力なステロイドを使う場合は出来るだけシリマリンと併用するのが望ましいです。
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男性ホルモン(テストステロン)の自然生成能力の低下
アナボリックステロイドの特性上かなりの確率で起こってしまうのがこの副作用です。
アナボリックステロイドは人工的に男性ホルモンを大量に生成するので、体が「もう男性ホルモンを作らなくてもいいんだ」と勘違いします。
これによりステロイドサイクルを終えた後に対策をしないと睾丸が小さくなったままになったり、筋力の低下を招くことに繋がります。
対応策
クロミッドという男性ホルモンを体が自然生成するように促してくれる薬を使うことで、低下してしまった自然生成能力の回復を手伝ってくれます。
またクロミッドをある一定の期間使ったら、自然回復するための休養期間を空けることも非常に重要です。
全てを薬任せにしてしまうと自然生成能力を著しく失う可能性があるのです。
クロミッドの使い方
ステロイドサイクルが終了したら1日インターバルを空けてから50mgを4週間分飲みましょう。
飲んでる最中に徐々に性欲の回復などを実感できるかと思われます。
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精神への作用
良く凶暴になるとか、精神へのダメージを耳にすることも多いアナボリックステロイドですが・・・精神への影響には今のところ科学的な根拠はありません。
俗にロイドレイジと言われる凶暴化は、筋力の増加が人の自信を増幅させ強気になった可能性が高いです。
ナイフを持った少年が強気になったり、整形して綺麗になった事により高飛車になったりと肉体の変化が与える精神への影響の結果なのでしょう。
対応策
大事なのは目的を大きく逸脱しない事であり、やりすぎない強い意志を構築するためのメンタル管理を行いましょう。
強い精神力を身につけることもまた美しさの1つです。
対策を練ればアナボリックステロイドは安全に使える
対処法さえ知ってしまえばアナボリックステロイドは怖いものではありません。
また肝臓へのダメージを懸念する人も多いですが、正しいステロイドサイクルを行っていれば自然に回復します。
ハリウッド俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーやシルベスタ・スタローンなどの圧倒的なバルクはアナボリックステロイドの賜物で、彼らは通常では組まないレベルのサイクルをこなしてなお60歳を超えた現在でも元気そのものです。
また現代のハリウッド俳優や女優の多くもスクリーンの中で活躍するために、アナボリックステロイドによる短期間の爆発的な筋力の増加やダイエットをやっているのです。
多くの人が耳にするステロイドの副作用や危険性は、あまりにも無茶なサイクルをしている人などの極端な例を出されたものに過ぎません。
でも本当のアナボリックステロイドは上手く付き合えればこれ以上ないくらいに頼もしいパートナーとなるのです。