アナボリックステロイドを用いる際には必ずPCT(回復サイクル)を合間に入れる必要があります。
アナボリックステロイドを摂取すると男性ホルモンが通常ではありえない量を体内に発生させるので、それが爆発的な筋肥大や筋肉増強に繋がっているのです。
しかし外部からの過剰な男性ホルモンの投与は男性ホルモンを自己生成する力を落としてしまいます。
これはどんなステロイドでもほぼ確実に起きる副作用なので対策を知っておく必要があります。
回復サイクルを組まないとどうなる?
本来ならば落ちてしまった自己生成する力を取り戻す為にも回復サイクルは絶対に組まなくてはなりません。
もし回復サイクルを組まずに急激に男性ホルモンの自己生成能力が落ちた状態を放置したり、更にステロイドを使うとどうなってしまうのか?
男性ホルモンの生成能力はさらに落ちていき・・・いずれは「ホルモンクラッシュ」を起こしてしまいます。
ホルモンクラッシュとは自己生成能力が極端に落ちてしまった状態で睾丸の萎縮、筋肉の低下、メンタルの異常が起きます。
メンタルの異常はどういったのものかと言いますと・・・
女性はよく生理中などはホルモンバランスが崩れている~などと言ったことを聞きますよね?
その状態に近いです。
なのでイライラしたり、陰鬱な気分になったり・・・あまりにも酷いと鬱になってしまったりもするのです。
どんなアナボリックステロイドでも回復サイクルは必要
ステロイドサイクル中は男性ホルモンが体中に溢れているので当然ホルモンクラッシュはおきません。
しかしステロイドサイクルが終われば外部から取り入れていた男性ホルモンがなくなります・・・にもかかわらず自己生成する力は落ちたままなのです。
自然回復しないわけではないのですが・・・あまりにも落ちきっていると回復しなくなったりホルモンクラッシュを起こす危険性があるのです。
そうならない為にもステロイドサイクルが終わったら必ずクロミッドを使って男性ホルモンの回復を早めましょう。
クロミッドの使い方や購入などはこちらの記事に他のケア剤とともにまとめてあります。
回復サイクルの組み方
ステロイドのサイクルが終わったら一日休憩を入れてからクロミッドの摂取を始めます。
それを4週間続けた後は自然に回復させます。
次のステロイドサイクルへ入るまでは長ければ長いほどいいので焦らずに出来るだけ時間を空けましょう。
強力なステロイドなら(オキシメトロン、ダイアナボル、スタックして使う場合など)最低でも2ヶ月、理想は4ヶ月は回復サイクルに費やしたいところです。
弱いステロイドでも最低1ヶ月は回復サイクルに使いましょう。
少し慎重すぎるかもしれませんが、体を壊してしまっては元も子もないので健康のためにも石橋を叩きすぎるくらいの気持ちが大事です。