アナボリックステロイドを使っていく上でもっとも怖い副作用の1つが女性化乳房(アロマ化)です。

女性化乳房は読んで字のごとく女性のような胸になってしまう症状のことを言います。

これの原因はテストステロンを体内に取り込むさいによるホルモンの反転。

男性であれば女性化が、女性であれば男性化が始まってしまうという人体の不思議の1つです。

ちなみに昔は女性化乳房が起こる原理が「増えた男性ホルモンに対して女性ホルモンを分泌してしまう」とされており、今でもそれを信じている人がいます。

でも正しくはテストステロンを外部摂取することによるアロマターゼにより、エストラジオールの過剰変換が原因となっています。

エストラジオールは女性らしさを司るホルモンなので、これが過剰に生成されてしまうから女性化乳房が起きてしまうんですね。

ただこういった小難しい話はいいとして、大事なのは女性化乳房は進行してしまうと元に戻すのに外科手術を必要としてしまう事です。

費用にして60~70万と高額だし、手術は誰でも嫌だと思うのでここではそうならないために用意しておきたいケア剤の1つであるアリミデックスを紹介します。

アリミデックスとは?


アナストロゾールの成分を含んだ医薬品で、主に女性の乳がん治療に用いられています。

アロマ化の原因は外部から大量に取り入れたテストステロンによってエストロゲン(女性ホルモン)レベルが増大してしまう為です。

エストロゲンレベルが高ければ高いほど男性の胸への影響は強くなり、やがては女性のように胸が膨らんでくるわけです。

アリミデックスはエストロゲンレベルを弱める作用があるので、結果的にアロマ化の阻止に繋がるわけです。

ノルバデックスとの違いは?併用は可能か?

ノルバデックスもアリミデックスもエストロゲンを弱める作用によってアロマ化を防ぎます。

ではどちらを使うのが効率的なのか?という話ですが、どちらにも特徴があり用途が若干変わってくるので一概にどちらの方が優秀というものはありません。

なので使い分けるのがもっとも効果的です。

それぞれの特徴としては・・・

ノルバデックス

・アロマ化の症状が出てから使うのが一般的

・サイクル中に使うとテストステロン値に影響がある(カタボリックを起こしやすくなる)

アリミデックス

・サイクル中に使用していくのが一般的

・アロマ化の症状が出てからでは効果に不安が残る

 

それぞれこのような特徴があるので・・・ノルバデックスはいざという時の常備薬として、アリミデックスはサイクルと並行して使うといった方法が理想的です。

また併用に関しては出来るかできないかと言われればできますが、併用する意味はほとんどありません。

見ての通り使い分けたほうが良い2つの医薬品を組み合わせても効果がチグハグでイタズラにエストロゲンレベルを下げすぎてしまうだけです。

エストロゲンレベルを極端に下げすぎてしまうと骨粗鬆症になる可能性を高めてしまうだけで何も良いことはありません(男性よりも女性の方がなりやすい)

アリミデックスはどんな時に使えばいい?

アリミデックスはサイクルと平行して使っていけるステロイドなのでアロマ化しやすいステロイドに使うのが効果的です。

代表的なのはやはりオキシメトロンダイアナボルでしょう。

この2つは肝毒性、アロマ化する可能性の高さは他のステロイドよりも高く、この2つでサイクルを組む際には使うという選択肢もありです。

しかしアロマ化自体起きる人が少ないので最初はノルバデックスで様子をみて、アロマ化の兆候があるようだったらアリミデックスを入れてサイクルを組み直すといった形をとってもいいと思います。

ただ強力なスタックやかなり無茶なサイクルを組む場合はアリミデックスは最初からあった方がいいです。

でもよっぽどの筋肉を搭載している場合(体重90kg超)でもない限り、無茶なサイクルを一回やるよりも3~4回、2~3年かけた方が安全かつ筋肥大効果も高いでしょう。

アリミデックスの使い方

アナボリックステロイドサイクル中に一日一回1mgを服用します。

アリミデックスの副作用

アリミデックスには重大な副作用は確認されていません。

初期症状として軽い目眩や吐き気などがあらわれることはあります。

万が一大きな副作用が現れるような事があったら医師に相談しましょう。

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