実は美しい体を作る上で体幹を鍛える必要性はほとんどありません。
何故なら綺麗で美しく見える体を作り上げるのに必要なのは筋肥大と無駄な脂肪のカットだけだからです。
だからボディビルダーは体幹を鍛えない人も多いのです。
ただボディビルダーは美しさのみに努力を集約しなければいけないし、競技の趣旨が“強さ”ではなく“美しさ”にあるからです。
でも肉体的な強さも備えたい!実用的な肉体の強さも美しさの1つだ!と思う人もいるでしょう。
そういった場合は体幹も鍛えると更に強い体を形成できます。
また体幹を鍛えることで脂肪が付きづらい体になったりと体幹を鍛えるメリットは非常に多いのです。
目次
体幹を鍛えることで得られるメリット
・運動パフォーマンスの向上
・筋トレ時の筋力増大、筋肥大効果の向上
・お腹周りの脂肪が落としやすく、付きづらくなる
・生活強度が上がって、一日の消費カロリーがUP!
・体のラインが美しくなる
体幹は目に見えない部分なので実感しづらいのですが、時間をかけてしっかりと鍛えればこれだけ多くのメリットを得られるのです。
特にお腹周りの脂肪に関しては男女問わず気になる方も多いのではないでしょうか?
増量をする人は体幹を鍛えないことでお腹周りに脂肪がついてしまう事も多いので、僕としては体幹を鍛えてみてもっとも嬉しい効果がこれでした。
また体幹を鍛えると体のラインが別次元と言っていいほど綺麗になります。
そして体幹が強いと日々の生活で姿勢が良かったり、歩き方もスムーズになり、姿勢の良さやキビキビとした歩き方はそれ自体がトレーニングになって生活強度が上がるのです。
生活強度の上昇は即ち消費カロリーの上昇に繋がり、それが太りづらい体を作り上げていくのです。
どうやって体幹を鍛えればいい?
体幹って実は具体的な場所がないんです。
体幹とは体の中心近くを指しており、背中や腰、骨盤付近の筋肉を鍛えることで強くなっていきます。
ではどの部位をどのように鍛えれば良いのか?
体幹を強くする為に鍛えるべき部位は沢山ありますが・・・特に重要なのが大腰筋、腹筋、広背筋(脊柱起立筋)の3つです。
ここではこの3つの部位の鍛え方を紹介していきます。
最も鍛えておきたい場所は大腰筋!
(出典:http://www.akb48matomemory.com/archives/1003428592.html)
体幹を強くする上で鍛えててもっとも効果があって、もっとも鍛える意味のある場所が大腰筋です。
スポーツ選手であれば例外なく鍛え上げられるのがこの大腰筋。
腰の横にあるぽっこりとした膨らみですね。
ここを鍛えることで体の安定度や様々な瞬発力を必要とする筋肉を効率的に動かせます。
またポッコリお腹の解消や綺麗なくびれを作るのにも一役買ってくれます。
ただ注意すべきはここは腹筋の一種なのに意外と筋肉が付きやすく、鍛えすぎると逆にくびれがなくなってしまうこと。
なのでくびれがなくなるのを嫌がってここを鍛えない人も多いんですよね。
とは言えよっぽどハードに追い込まなければそんなガッツリと肉がついてしまうわけではないので心配しなくてもいいでしょう。
大腰筋の鍛え方
大腰筋の有名な鍛え方としてはレッグレイズがあります、アスリートは当たり前のようにトレーニングに取り入れていますね。
他にもツイストクランチ(ダンベルを使うとなお負荷がかかって良い)や懸垂マシーンを使ったハンギングツイストレッグレイズなどもあります。
また僕がよくやっているのはダンベルラウンジで、これは初心者でも効かせやすくお勧めのトレーニングです。
腹筋全体を鍛えて安定感アップ!
ボディメイクに精通すればするほど何かと疎かにされがちな腹筋。
なぜなら腹筋は狙って鍛えた所で筋肥大しづらく、そもそも他の部位の補助として使われやすい筋肉だから鍛える必要性は低いのです。
でも実は体幹を強くしたいのならば腹筋も鍛えるべきなのです。
かの有名なブルース・リーやサッカー選手で有名なロナウドも腹筋を鍛える頻度は高かったです。
彼らは武道家であったりスポーツ選手なので体幹はなくてはならないものです。
だからこそ腹筋という体の中心を重要視して多くの時間を割いてでも鍛えていたのでしょう。
腹筋の鍛え方
腹筋には上部と下部があり、上部はシットアップやドラゴンフラッグなどで鍛えて、下部はハンギングレッグレイズなどで鍛えるといいですね。
腹筋自体は非常に鍛えづらく時間のかかるものです。
焦らずに時間をかけて少しづつ練り上げていきましょう。
上半身でもっとも大きな筋肉である背中!
上半身の殆どを締めるのが背中です。
その背中の筋肉を鍛えることは基礎代謝のアップだけでなく、猫背などの姿勢の改善にも繋がります。
そして背中から腰につながっている部分を鍛えることで体の中心を鍛えられるのです。
背中の鍛え方
背中は懸垂やジムにあるラットプルダウンなどで鍛えるのがいいです。
ただ背中は効かせるのにコツがいるので、最初は腕で引くのではなく背中で引くことを意識しましょう。
また背中から腰につながっている部分(脊柱起立筋)を鍛えるのはデッドリフトなどのバーベルを使ったトレーニングやケトルベルを使ったトレーニングも有効的です。
体幹を鍛えるコツは低~中重量によるスロートレーニング
体幹は筋肉を大きくするためのトレーニングをするよりも、使い方を覚えさせるトレーニングのほうが効果的です。
だから体幹を少しでも早く強くしたいのであれば低~中重量による“効かせるトレーニング”が有効です。
筋肉の動きを意識してゆっくりと、でも確実に効かせていくことでその部位は着実に強くなっていきます。
慣れてきたら今度は逆にテンポを重視した少し早い動きでトレーニングしたり、変化を加えていくといいでしょう。
体幹を鍛えるのにアナボリックステロイドは使える?
体幹は小さい筋肉で時間をかけて使い方を筋肉に覚え込ませる作業なので、アナボリックステロイドを使う意味はあまりありません。
アナボリックステロイドとは言え流石に万能ではないですね。
ただ全く効果がないというわけではないので、使っていない人に比べれば体幹が強くなるのは早いです。
でもアナボリックステロイドを使ったからと言って、プロスポーツ選手並の体幹をいきなり得られることはないです。
体幹を鍛えるためにアナボリックステロイドを使う人は殆どいないでしょうけど・・・結論としてはあまり効果的ではないので体幹をメインに鍛えたいのであればナチュラルでやるのが無難でしょう。
そもそも体幹トレーニングは高重量だけでなく中~低重量によるスロートレーニングで鍛えていくことも多いので、筋肥大効果を狙うアナボリックステロイドとは相性が悪いですからね。
体幹トレーニングと相性のいいステロイドがあるとすれば・・・アナドリンやスタノゾロールなどの筋肥大がメインではなく肉体のポテンシャルを高めるステロイドはありと言えます。