ステロイドサイクルには様々な方法や分量がありますが、自己流でやると思わぬ副作用が出て対処できなかったり、結果が伴わないこともあります。
『アナボリックステロイド初心者を完全ナビゲート![使い方まとめ]』でも使い方は書いてありますが、今回は『誰でも確実なバルクアップ』と『副作用への確実な対処』という2つの点に絞った初心者向けのステロイドサイクルのテンプレを作ってみました。
どんなステロイドを使うにせよ、どんなサイクルを組むにせよ、これが基本系となると思うのでここでぜひ使い方を覚え、将来的に自分で組む際の参考にしていただければと思います。
目次
初心者におすすめのステロイド
初心者にオススメなのは今も昔も変わらず、オキシポロンとメダナボルになります。
この2つは副作用と効果のバランスがよく、初心者が使うのにうってつけと言えます。
甲乙つけがたい2つのステロイドですが、個人的には副作用が比較的おとなしいメダナボルをおすすめします。
ステサイクルのために最初に準備すべきもの
画像のは自分用に購入したものです。
シリマリンはバイタルミーのを買ってあるので一箱しか買ってませんが、1サイクル最低2箱必要です。
またピルカッターはあると何かと便利なので購入しておくことをオススメします。
●クロミッド✕3
●シリマリンorレバレスト✕2~3
●ノルバデックス✕1
●プロスカー✕1
逆になくても困らないけどあったらいいものは以下の2つになります。
・プロビロン
・アリミデックス(高mg+長期間のサイクル時はあったほうがいい)
プロビロンはメダナボルの効果向上に使えるので余裕があるなら用意してもいいです。
アリミデックスに関してはメダナボル単体使用であればなくても困りません。
画像にあるアリミデックスを僕が購入したのは別のステとスタックする際に使うためです。
メダナボルを使ったサイクルのテンプレ
1周目 | 10mg |
2周目 | 10mg |
3周目 | 20mg |
4週目 | 20mg |
5週目 | 20mg |
6週目 | 20mg |
7週目 | 10mg |
8週目 | 10mg |
メダナボルは基本上限は40mgとなっており、30mgを超えてくると副作用が少し出始め、40mgとなると顕著になってきます。
ただ初心者であれば最大20mgでも十二分に効果を体感できるはずです。
慣れてきたら次のサイクル時には副作用の出方と相談しつつ、mg数を上げて行きましょう。
また重要な点として30mgを超えた時点で、副作用が出始めてもすぐに使用をやめずに、10mgに落として1週間ほど使ってから完全に使用を中止しましょう。
これは30mg以上で急に抜いてしまうと体への負担も大きい為です。
●ステロイドはピラミッド式で組むのが基本
●30mg以上に達した場合、副作用が出ても急にやめたりしてはいけない
ステロイドとケア剤の使い方紹介
ここではメダナボルとケア剤の使い方と詳細を紹介していきます。
メダナボルの使い方
毎日寝る前に1錠(10mg)飲み、徐々に量を上げていきます。
テンプレの方でも書きましたが、メダナボルは40mgを超えないのが鉄則です。
40mg以上となると副作用も強いので、だったら30mg+スタノゾロールとのスタックとかの方が安全かつ効果もあります。
スタックは中級者向けのサイクルなので、それはまた別の記事で紹介したいと思います。
●20mg→30mgと増やし、サイクル後半には20mg→10mgと減らしていく
シリマリンorレバレスト
経口摂取のステロイドは仕様上肝毒性が強いので、胃の保護にサプリメントを摂取すべきです。
ちなみにシリマリンは画像のバイタルミーのシリマリンが安いのでそちらをオススメします。
飲み方は一日3粒を3回です。
僕の使ってた古いシリマリンの場合は140mg(2錠)を一日2回~3回です。
レバレストの場合は1回3錠を1日2回です。
ちなみにシリマリンとレバレストは併用してもいいし、片方だけでもいいです。
特にレバレストは高タンパク質生活をするのなら日常的にも使っていきたいサプリメントですね。
●古い方のシリマリンなら140mg(2錠)を1日2回~3回
●レバレストは1日3錠を2回
●シリマリンとレバレストは併用可能
クロミッド
回復サイクルですべき唯一にしてもっとも大事なのがクロミッドなので、必ず飲むようにしましょう。
●回復サイクル時に必ず行う必要がある
プロスカー
今回のサイクルではそこまで顕著な副作用が出る可能性は低いですが、用意しておいて損はないケア剤になりますね。
抜け毛が酷い、ニキビが酷くなった時に使います。
使い方は1mg(0.2錠)を1日1回飲みます。
※ピルカッター必須。
●ピルカッターがないと粉々になるのでピルカッター必須
●回復サイクル時の必須ではなく、万が一の保険
ノルバデックス
今回の初心者向けサイクルではもっとも起きる可能性の低い副作用なのですが、ノルバデックスの準備は万が一のために用意しておきましょう。
主に女性化乳房の前兆が起きた際に使用します(乳首に違和感や痛みを感じた時)
使い方は20mg(1錠)を1日1回飲みます。
ただこれは低mg数+短期間のサイクルの場合にかぎります。
3ヶ月以上+30mg以上の長期間+高mg数のサイクルを組む時は女性化乳房の有無にかかわらずPCT時に2週間以上ノルバデックスを摂取すべきです。
●高mgもしくは高頻度のサイクルを組まない限り、女性化乳房は起きる可能性はとても低い
●回復サイクル時の必須ではなく、万が一の保険
●長期間+高mg数のサイクルを組む時は女性化乳房の兆候有無にかかわらず2週間程度使用する
アリミデックス
初心者向けの今回のサイクルでは使用しなくても問題のないケア剤です。
ただどうしても女性化乳房が心配の人はサイクルと同時に使ってもいいと思います。
使い方は毎日0.5mg~1mgずつ使用しますが、今回組んだサイクルであれば0.5mgで十分です。
またノルバデックスとは違いこちらは発症を抑えるものであって進行した状態を治せるものではありません。
アリミデックスは女性化乳房を発症させない為のサイクル中に使うケア剤であって、発症後に使うものではありません。
なのでアリミデックスはサイクル中に使い、ノルバデックスはPCT時に使うのが正しい運用方法となります。
●アリミデックスは女性化乳房の阻害作用は強くても治療作用は弱い
●アリミデックスはサイクル時に使い、ノルバデックスはPCT時にと必ず使い分けをしよう
食事の仕方と必須カロリー
ステロイドで筋肉をつける上でもっとも大事なのは食事です。
ここでは食事に関するテンプレを紹介しておきます。
食事のとり方
ステロイドサイクル中はとにかく食べて食べて食べまくる必要があります。
ただなんでも食べていいわけではなく、栄養素(PFCバランス)もある程度考えなくてはいけません。
また重要な栄養素の順番はタンパク質→炭水化物→脂質です。
簡単に言えば肉や魚と米が中心の生活となっていくわけですね。
最低摂取カロリーは3000kcl
体の大きさにもよりますが、最低でも3000kclはクリアしなくてはいけないボーダーラインとなります。
もし身長が180cm超えているのならば3500kclがボーダーラインとなるでしょう。
PFCバランスを考えて食事を摂る
P(タンパク質)✕150
F(脂質) ✕50
C(炭水化物) ✕300
PFCバランスが悪ければステロイドの効果も悪くなります。
特にPとCは上記の数値は最低限とし、それ以上を目指しましょう。
またFもとりすぎて脂肪がつくのを恐れず、ガンガン摂取していくべきです。
カロリーの稼ぎ方ワンポイントアドバイス
トレーニングを日常的に行わない人がいきなり毎日3000kclを摂取するのは非常に困難です。
そこでカロリーをかさ増ししていくための便利なアイテムを紹介しておきます。
ウェイトゲイナーのプロテイン
腹に溜まりづらく飲みやすく、更にカロリーも豊富なため毎日4杯くらい飲むだけでがっつりカロリーを稼げます。
ツナ缶、サバ缶などの缶詰
高タンパクかつ高脂質なのでカロリーも必然的に高く、ご飯のお供に常備しておくといいです。
開けるだけで食べられるので手軽なのも高ポイント。
炭水化物は高GI値のものを選ぶ
米、パン、パスタなどはGI値が高いので増量する上でとても優位に働きます。
逆に玄米などはGI値が低く、ダイエットにはよくてもステロイドで筋肉を増やしたいのであればあまり相性はよくありません。
ステロイドサイクル中はできるだけGI値の高い食品を選んで食べるとバルクアップに効果的です。
たまにはジャンクフードも食べていい
ハンバーガー(高タンパク)や袋ラーメン(高炭水化物)などもカロリーが非常に高く、意外と優秀だったりします。
化学調味料が多分に含まれているおかげで『美味しい』ので、カロリーを摂取しつつ食事を楽しむこともできます。
しかしその反面『塩分』がとても多いので、あまりにもジャンクフードばかりになると糖尿待ったなしになります。
なのであくまで増量時のお楽しみ程度にしましょう。
食事のまとめ
●PFCバランスはP150,F50,C300を目安に
●身長が高ければ必要なカロリーは更に増える
●ジャンクフードもカロリーの計算に含めていい
●プロテインや缶詰などを使って食事のストレスを減らしていく
トレーニングに関するワンポイントアドバイス
ステロイド中のトレーニングも基本的には普段のトレーニングとそう違いはありません。
ただ初心者がステロイドの効果を最大限得たいのであれば、一般的な高重量+低回数ではなく・・・超高重量のみに意識をむけていきましょう。
高重量にこだわり抜く
初心者のうちはフォーム、回数、セット数などアレコレ気になってしょうがない部分があるかと思います。
ですが初心者がいきなり全部を上手にこなそうだなんて土台無理な話なんです。
そしてステロイドサイクルは有限です。
限られた時間の中でフォームがあーだこーだ言ってる時間はありません。
だから細かいことはさておきまずは何をおいても重量に気を配ってください。
細かいことに気を配らずともステロイドを使えばみるみる扱う重量は増えていくものです。
なのに回数やフォームにこだわっていてはせっかくの伸びしろのチャンスを逃すことになりますからね。
フォームなんてyotubeである程度確認したら後は、重いウェイトを扱うことに全神経を集中しましょう。
セット数とrep(回数)を決め打ちせずに追い込む
例えばベンチプレスを80kg7回✕3セットといった決め打ちはやめましょう。
それは自分の限界に蓋をしてしまう行為です。
なので、トレーニングに挑む時は前回の限界を超える確固たる意志をもってやります。
後一回・・・と思う気持ちとそれを体に強いることは確実にステップアップに繋がるからです。
今日より明日、明日よりも明後日とセット数をrepをウェイトを階段を一段飛ばしで登れるのがステロイドなのですから。
まずは己をそしてステロイドの力を信じて限界を決めずにトレーニングに励みましょう。
休憩は最低限に・・・しかし怪我には注意する
ステロイドの力は筋肉がつくのが早くなるだけではありません。
損傷した肉体を高速で回復し次のトレーニングまでのインターバルを縮めることにもあります。
だから多少の筋肉痛や疲れを無視して、ガンガントレーニングをしてもオーバーワークにならないのです。
なので週に5~6くらいはトレーニングしても大丈夫です。
ただし、怪我には気を付ける必要があります。
特にトライセプスエクステンションのような肘関節や靭帯に大きな負荷をかける種目には気をつけましょう。
また初心者はベンチプレスやデッドリフトなどで無理して肩や腰を痛めてしまうことが多々あります。
BIG3と呼ばれる三種目は高重量を扱うので怪我の原因にもなります。
怪我をしない正しいフォームを勉強しておきましょう。
トレーニングのまとめ
●セット数、rep数は決め打ちしない
●オーバーワークはあまり気にせず週に5~6回トレーニングしても大丈夫
●ただし、肘や靭帯は弱いので、種目によってはトレーニング数を減らし傷めないように気をつける
●BIG3は怪我をしやすいので、フォームは穴が空くくらい予習しておくこと