アナボリックステロイドを使ったからと言って、筋トレだけしてれば理想の体になれるわけではありません。

筋肉を構成するのは栄養なので、しっかりと食事をとれなければ筋肉は作られませんよね。

ただ食事と言ってもポテトチップスやケーキなどで、ただただカロリーを稼げばいいというわけではありません。

筋肉を効率良くつけるために重要なのは、総摂取カロリーではなくマクロ栄養素の摂取バランス(俗にPFCバランスという)です

なのでトレーニングに合わせて、PFCバランスを考慮した食事をとってステロイドの力を最大限発揮させましょう。

またステロイドサイクル中のトレーニングに関してはコチラをどうぞ。

サイクル中の理想のPFCバランスとは?

ステロイドでしっかりとバルクアップするためには食事が何よりも大事です、もっと言えば上でも言っているようにPFCバランスが重要です。

P(タンパク質)F(脂質)C(炭水化物)

これらのマクロ栄養素をバランス良く摂取できなければ筋肉のつくスピードは大幅にダウンしてしまいます。

そしてステロイドサイクル中のPFCバランスの理想は:2:だということを覚えておきましょう。

最大限ステロイドの力を活かす食事の仕方

筋トレの効果やステロイドの効果を最大限活かす為には食事の取り方も非常に重要です。

人の体は体の中に栄養がなくなってしまうと筋肉をエネルギーに変換して使ってしまいます。

だから1日に2回どか食いするよりも小分けにして、常に体にエネルギーがある状態にした方が筋肉をつけやすいのです。

理想は1日5~7食です。

例えばこんな感じで食事をとりましょう。

起床:バナナとプロテイン

朝食:ご飯とたまごや魚

昼食:ご飯と鶏肉

間食:おにぎりとプロテイン

夕食:ご飯と鶏肉

就寝:プロテイン

どこかで筋トレをした場合その直後には炭水化物とプロテインの摂取を忘れないようにしましょう。

筋トレ後や朝起きた直後は非常にエネルギーを消費している状態なので、体にしっかりエネルギーを与えてあげましょう。

バルクアップに必要なマクロ栄養素の振り分け

摂取すべき栄養素の量は身長に比例して増えていきますので、一概にいくつとるのが正解と言うのはありません。

あとは体質によっても意外と必要な食事量の差は出てきますね。

とは言えよっぽどのハードゲイナー(栄養を吸収率が悪い人)でもない限りは摂取量に応じて筋肉はついてきます。

だからバルクアップに失敗する人は沢山食べてるつもりでも・・・意外と必要なカロリーを摂取できてなかったり、PFCバランスが悪いのが原因だったりすることが大半です。

なので食事量を数値化し、尚且つカロリーではなくグラム単位で管理することをオススメします。

下にマクロ栄養素の摂取量の振り分けを作ったので、参考にしていただければと思います。

摂取すべき炭水化物の量

炭水化物は体を動かすメインのエネルギー源です。

これが足りてないと力が出ないのでトレーニングの質が落ちてしまいます。

また摂取したタンパク質を全身に行き渡らせる役割がある栄養素なので必ず摂取しましょう。

1日の摂取量は300~400gが目安です。

多少脂肪がつくのを気にしないのであれば多ければ多いほどいいです。

摂取すべきタンパク質の量

タンパク質は筋肉を作るために必要不可欠な栄養素です。

タンパク質はよく体重×1.5~2倍という話を聞きますが、ステロイドサイクル中はそれでは足りません。

よりステロイドを活かすためには、最低でも体重の2倍~3倍は取っていくべきです。

なので1日の摂取量は120~250gが目安になります。

仮にこれ以上取れる人は、300g程度までは摂取しても大丈夫です(そういないとは思ういますが・・・)

それ以上になると肝臓の負担が大きすぎるので、止めておいたほうが無難です。

摂取すべき脂質の量

脂質も筋肉を作るために使われる栄養素なのでしっかりと取るべきです。

脂質は色んな物に含まれているので比較的容易にとれますが、注意すべきは脂質の種類です。

特にお菓子などに含まれる脂質には、体に残留して脂肪に変わりやすい脂質も多くあまりよくありません。

なので魚や良質な油を使った脂質の摂取を心がけましょう。

例えばココナッツオイルやフィッシュオイルのサプリメントとかで摂取するのがいいですね。

1日の摂取量は50~70gが目安です。

この数値を超えてとる必要性はあまりないので、しっかりとこの間におさめていきましょう。

PFCバランスが良ければカロリーは気にしなくていい

PFCバランス通りの食事ができれば基本的に総摂取カロリーは気にしなくてもいいです。

というよりも上記のPFCバランスで食事をしていれば、必然的に摂取カロリーは3000kclを超えてきます。

そして3000kclを超えても基礎代謝のほうが上回ってしまう人は中々いません。

そして理想のPFCバランスは理想の肉体を作り上げてくれるのです。

タンパク質の摂取はプロテインを使うと効率的

タンパク質の摂取は食事の中でももっとも苦痛を伴います。

特にPFCバランスを考えて食事をとるとなると唐揚げや豚肉、ステーキなどの美味しい食事は意外と取れません。

となると食べなければいけないのは・・・魚(低脂肪の)、鶏肉(ささみや胸肉など)、牛肉(赤みだけの)に限定されてきます。

もしくは植物性タンパク質で言えば豆などもありますね。

ただこれらのタンパク質を多く含み尚且つ低脂肪のものは、コストがかかりすぎたり、味が薄かったりする上に、お腹に溜まりやすくいのです。

そこでプロテインを使うことで胃袋を圧迫することなくタンパク質をとれます。

タンパク質を取れれば何でもいいので、特別メーカーを意識したり気にする必要はないです。

コストや味などを目安に買えばいいです、以下に味やコストの良かったプロテインをまとめたので参考にしてみてください。

ちなみに加工されたタンパク質よりもやはり天然のタンパク質の方が良いというのは言うまでもありません。

できるかぎりは食事で取り、時間やお腹の調子次第でプロテインに頼るといった使い方がいいでしょう。

いついかなる時も食事はトレーニングよりも大事

ステロイドの力を最大限活かすのはあくまで食事です。

どれだけハードなトレーニングをするよりも少しでも、多く食事を取るほうがステロイドの力を発揮できるのです。

特にステロイドを使うのなら少しでもバルクアップに繋げたいはずです、ならば体脂肪の増加は気にしないでどんどん食事を取るべきなんです。

それに筋肉をつけるのより圧倒的に減量の方が簡単ですからね。