自分なりに努力しているのに思ったように筋肉がつかない。
ナチュラルで鍛えているといずれはこの壁に突き当たると思います。
ではなぜ筋肉はつかないのか?
どうすれば今以上の筋肉をつけられるのか?
それを紹介していきたいと思います。
目次
筋肉がつかない理由は3つしかない
・食事が足りていない
・筋肉に的確な刺激を与えられていない
・筋肉がつきづらい体質であること(ハードゲイナーの人など)
筋肉がつかない理由は意外とシンプルなものでこの3つしかありません。
逆に言えばこの3つの対処ができれば筋肉がつかない理由はないのです。
それでは1つずつ解説していきましょう。
食事が足りていないと筋肉は作られない
筋肉はハードなトレーニングをして自然発生するわけではなく、原材料が必要になります。
それが食事なのです。
タンパク質、炭水化物、脂質の3つが備わり初めて筋肉が形作られるのです。
そして食事が足りていない人の大半は総合カロリーが足りていないか、食事のバランスが悪いかのどちらかなのです。
人の体は生命維持→環境への対応という図式で成り立っているので、筋肉をつけるには余剰エネルギーが必ず必要になるのです。
なので毎日自分の摂取カロリーが一日の消費カロリーを上回らなければいけないのは筋肉をつけるための大前提なのです。
また一日の摂取カロリーが上回ってても筋肉がつかない。
そういった人は摂取バランスが悪い可能性があります。
・タンパク質が足りていなければ筋肉の栄養素がないので筋肉は作られない。
・炭水化物が足りていなければ効率よく摂取したタンパク質を運べない。
・脂質が足りていなければコレステロール値が低くなり、タンパク質を筋肉に変換させられない。
なのでよくあるミスが、余分な脂肪をつけたくなくて脂質や炭水化物の摂取を怠ってしまっているパターンですね。
ハリウッド俳優や海外モデルの体つくりなどで、高タンパク低炭水化物低脂質で筋肉を爆発的に増やしてたりするのをみて真似するとこういった事になりやすいです。
彼らはちょっとチートめいた事をしているので僕ら一般人が真似するには幾つか条件があるのです。
それに関しては後述するので気になる方は最後まで読んでみてください。
トレーニングのやり方を間違えると筋肉はつかない
食事の次に大事なのが筋トレです。
初心者の内は筋トレ内容が間違っているのではないのか?と疑心暗鬼になる方も多いのではないでしょうか。
筋トレで筋肉をつけようとする際にもっとも大事なのは負荷です。
限界を超え続けなければ筋肉は成長しないので、月ごとにウェイトを上げていくつもりで追い込まなければ筋肉の成長は止まってしまいます。
だから高負荷低回数による筋トレが推奨されているわけですね。
また初心者の内は筋肉の成長がなくとも、筋力が成長するのでウェイト自体が上がっても肉体の変化はほぼありません。
だから途中から停滞してるように感じてしまうんですよね。
筋肉と筋力は似て非なるものなのです。
どう違うの?と気になる方はこちらの記事を読んでいただければと思います。
また筋トレはやればやるほど、自ずと追い込み方を学んでいくものです。
ただ一朝一夕で完璧に追い込み方をマスターすることはできません。
でもだからと言って結果が出ないということもないのです。
なので筋トレで筋肉がつかない原因として筋トレ自体に問題があるケースって実は意外と少ないんですよね。
だから週に3日以上ジムに通ったり、最低限のウェイトを備えたホームジムがあるのならば筋トレ内容に問題はないでしょう。
あくまで筋肉を形作る基本は食事と体質なのです。
体質によって筋肉がつかないことがある
根性論が根強い日本ではどうしても結果が出ないと「努力が足りん!」と一蹴されがちですが、体質の存在は無視できません。
ではどんな体質の人が筋肉がつかないのか?
主に2タイプの人間がいます。
・筋肉がそもそもつきづらい遺伝的な問題
・ハードゲイナー体質であることの問題
まず間違いなく99%の人がこの2つに当てはまるでしょう。
男性と女性でホルモンの違いにより筋肉のつきやすさって違いますよね?
当然それは男性の間でも存在して、男性ホルモンの生成量が遺伝的に少ない人がいるのです。
そういった人はいくらハードなトレーニングをしても思った以上に男性ホルモンが生成されず中々筋肉がつかないのです。
またハードゲイナーと呼ばれる摂取した栄養を思うように体へと運んでくれない人もいます。
こういった人は食事量が基礎代謝を遥かに超えているのに太れないのです。
太れないというと羨ましく聞こえる人もいるでしょうが、筋肉をつけようと思った時に太れないのは致命的なのです。
食事とトレーニングに問題のある人がすべき対策
食事とトレーニングに問題点があると感じてる場合の対策は簡単です。
食事量をしっかりと数値化して摂取すること(太るのを怖がってちゃダメ!)
毎日手足の筋繊維をぶっちぎる覚悟でトレーニングすること(汗がドッバドバ出るくらい追い込む)
大雑把に言ってしまえばこの2つしかありません。
もちろん食事の質、筋トレのフォームなど細かいことを言えばキリがありません。
でも「筋肉がつかない・・・」と悩んでいる場合はこれらにこだわる前に基礎的なものが抜けているケースが非常に多いんですよね。
だからまずはちゃんと食事はとれているのか?カロリーは足りているのか?トレーニング内容は妥協していないのか?ということを再確認してみましょう。
その上で更に効率を求めるのならば、プロのパーソナルトレーナーを雇うといった方法が効果的になってくるのです。
体質に問題のある人がすべき対策
体質に問題がある場合は残念ながら具体的な対処法はありません。
普通の人がやったトレーニングや食事の2~3倍以上の努力して初めて同じ結果が生まれます。
ただ時間はかかるけれども結果が出ないと言ったことはありません。
普通の人の数倍努力し、数倍時間をかければ筋肉はちゃんとつきます。
どんな体質でも筋肉がまるでつかないということはないのです。
しかし体重70kg後半~80kg以上のような比較的大きな肉体を目指す場合、努力ではひっくり返す事ができない可能性が出てくるのです。
その場合はナチュラルでたどり着こうと思うのなら普通の人の10倍近い努力を強いられるでしょう。
でもそれでも結果が出ないという可能性もあるのです。
悲しい現実ですが・・・目指すレベルが高ければ努力のみでは辿りつけない領域が実際にあり、体質に泣かされてしまうこともあるのです。
アナボリックステロイドを使って体質のハンデをひっくり返す
「体質に泣かされるだなんて、そんなのは耐えられない!」という人はアナボリックステロイドを使うという選択肢もあります。
アナボリックステロイドは男性ホルモンを外部から入れるので、遺伝的に男性ホルモンの生成能力の低い人や食事の吸収能力が低い人でも筋肉をつけられるようになります。
強力なアナボリックステロイドであればハードゲイナーであろうと筋肉がつかない体質であろうと、一般的に筋肉がつきやすい人よりも更に上を行くスピードで筋肉をつけられるでしょう。
余談になりますが・・・途中で少し話に出たハリウッド俳優やモデルなどの超短期間による劇的な肉体の変化はアナボリックステロイドの力を借りていることに他なりません。
普通であれば短期間による肉体変化は脂肪が沢山つくか、筋肉が落ちるかのどちらかが必ずつきまといます。
でもアナボリックステロイドを用いれば「筋肉をつけつつ痩せる」、「痩せながら筋肉を維持」といった通常では不可能な事が可能になるのです。
そんな通常ではありえない肉体変化を起こす彼らは別に特殊な人間というわけではなく、ただ仕事の都合もあって表立って公言はできないものの、何かしらのステロイドを使っている可能性が高いんですよね。
ちなみに日本でも何かしらの公式競技に出るのであればアナボリックステロイドは違法になります。
でも自己満足や綺麗な体を作りたいというような目的であれば何の問題もありません。
世間から誤解されがちなアナボリックステロイドですが・・・よく言われている怖い副作用もケア剤の用意や無茶なサイクルを組まなければ安全に使えるものです。
それにものによってはサプリメントのように副作用もなく使えるものも多いですからね。
使う使わないは置いとくとしても、体質的なものに悩まされている方は「選択肢の1つ」として考えてみてもいいと思います。