アナボリックステロイドは常識を遥かに超えたスピードで筋肉をつけることができます。
それは体内のテストステロンを人工的に創りだすステロイドの力を借りて初めてなし得ることができるものです。
ではステロイドを抜いたら当然テストステロンはガクンと落ちますよね。
そうなると必然的に1つの疑問に行き当たります。
それは「ステロイドでつけた筋肉はすぐ落ちるのではないのか?」
ステロイドでもナチュラルでも筋肉に違いはない
勘違いしてる人が非常に多いですが・・・ステロイドでつけた筋肉だろうとナチュラルでつけた筋肉だろうと違いはありません。
どちらも等しく同じ筋肉です。
だからステロイドでつけた筋肉といってすぐ落ちてしまうだとか落ちやすいといったことはありません。
一度身についた筋肉の増減の鍵を握っているのはあくまでトレーニングの質と食事の量なのです。
ステロイドサイクル中はトレーニングの質が高いレベルでこなせてしまうので、オフ期間はどうしてもトレーニングの質の低下は避け切れません。
高負荷による高頻度トレーニングはサイクル中の特権ですからね。
なのでトレーニングの質が下がり、更に食事量も減れば筋肉の低下はありえます。
またよくある勘違いでオフサイクル中は水分が抜けて体が一回りほど小さくなります。
これは脂肪が落ちてるわけでも筋肉が落ちてるわけでもなく水分が抜けているだけです。
この水分量はおおよそ1~2kgほどあるので、オフ期間での体重減少は強力なステロイドであればほぼ確実に起きるでしょう。
またステロイドサイクル中に水分を貯めない方法もありますが、ここまでいくとビルダークラスにストイックなサイクルと食事になってしまうので身体的な負担を考えるとあまりお薦めはできません。
筋肉の落ちやすさは体重と身長に比例する
アナボリックステロイドに限らず筋肉が落ちる場合はトレーニングと食事と言いましたが、そのトレーニングと食事はどこに依存しているのか?
それが身長と体重です。
と言っても伝わりづらいと思うので例に出してみましょう。
例えば・・・
Aさん:身長175cm体重60kg程度の痩せ型で筋肉を4~5kg増量!
この場合はオフ期間でも食事とトレーニングの質がよっぽど悪くない限りは殆ど筋肉が落ちません。
Bさん:身長175cm体重70kgの人が筋肉を4~5kg増量!
維持するのにそれなりの食事とトレーニングを要求されます。
上の例は同じ身長ですが身長と体重が大きければ大きいほど体重を増やすには食事量を必要とするし、筋肥大に要求されるウェイトも重くなっていきます。
なので身長が高い人はアナボリックステロイドの使用有無にかかわらず、筋肉の維持が大変になるのです。
重要なのはオフサイクル中の食事とトレーニング
せっかくステロイドサイクル中に大変な思いをして筋肉をつけても、それが落ちてしまっては元も子もありませんよね。
身につけた筋肉を保持していく為にはオフ期間のトレーニングの質を落とさないように気をつけましょう。
ただステロイドサイクル中のような高負荷、高頻度なトレーニングをするのではなく、高負荷を維持するためのトレーニングに切り替えます。
オフサイクル中はステロイドサイクル中のように高頻度のトレーニングをしてしまうと回復が追いつかず、オーバーワークになります。
週に2~3回各部位をローテーションを使って、無理と無駄のない筋トレを自分なりに編み出していきましょう。
食事も筋トレも自分にあったものというものが必ずあり、それを探し出していくのも楽しみの1つです。
自分にあった食事や筋トレを完成させるのがステロイド後の最大のケアと言えるでしょう。
ちなみに似たような疑問でアナボリックステロイドユーザーかどうかは見た目で判断つくのか?と言う疑問もあります。
こちらも記事にしてあるので良ければ読んでみてください。