お腹の脂肪は少し特殊な脂肪で普通にやったくらいじゃ中々落ちてはくれません。

それは以前記事にした「お腹周りと腰の脂肪がエクササイズ程度では絶対に落とせない理由とは?」でも触れています。

そこでもお腹周りの脂肪の落とし方を簡単に紹介していますが、今回はより詳しく具体的な落とし方を掘り下げていこうと思います。

さて本題に入る前に・・・お腹の脂肪って本当に頑固ですよね。

ダイエットというジャンルの中で最強の敵は何か?と問われれば僕はお腹の脂肪と答えるでしょう。

綺麗なくびれ、くっきりと浮き出たシックスパック、男性でも女性でも美しさのアピールポイントとして有効な部位であるのにもっとも落ちづらいというのは憎いものですね。

だからダイエットに成功してスリムになれたけど、お腹だけは納得いかない!という人も多いかと思います。

そんなしつこくて頑固なお腹の脂肪に悩まされている人に向けて、男性ならバッキバキに割れた腹筋を女性ならば美しいくびれを出すための具体的なダイエット法を紹介していきます。

お腹の脂肪が落ちるのは最後の最後

まずはお腹の脂肪が落ちない原因をおさらいしましょう。

お腹の脂肪が落ちるのは体の脂肪の中でも最後に落ちます。

この最後というのは上半身と下半身の脂肪をすべて落としきった上で、更にダイエットを続けていって最後の最後の最後の最後に落ちます。

しつこいくらい最後と言っていますが、それくらいお腹周りの脂肪は落ちてはくれません。

お腹の脂肪を落とすにはとにかく落ちるまで止めない意志が何よりも大事になってきます。

なのでサプリメントやダイエットピルを探す前にお腹の脂肪は絶対に落としきる!という硬い決意を固めましょう

お腹を脂肪を落とす為の3つの要素

お腹の脂肪を落とすためには食事、運動、サプリメントの3つを効率よくダイエットに用いる必要があります。

どれがかけても落としきるまでに長期間かかったり、落としきれなかったりしてしまいます。

では早速お腹の脂肪を落とすための具体的な手順を紹介していきます。

食事制限はお腹の脂肪を落とすための要

お腹の脂肪も結局は脂肪にしか過ぎません、なので脂肪を落とす為にもっとも重要なのはやはり食事制限になります。

しかしお腹の脂肪は他の部位と違って、定番の低炭水化物低脂質高タンパクの食事を無計画にやっても効果が出づらいです。

ある程度は計画的に食事制限をやっていく必要があるのです。

具体的には糖質制限+高タンパク生活を初期、中期、後期と分けて制限を階段式に厳しくしていきます。

そうでないと初期~中期で手足や胸などの脂肪が落ちても後期でようやくお腹の肉が落ちるという時に減量が停滞してしまうのです。

なので最初は男性であれば2100kcl前後、女性であれば18000kcl前後を目安に食事をとりましょう。

そこから200~300kclずつ落としていき、最終的には男性で1500前後、女性であれば1300前後を目安に落とします。

そしてダイエット後期までやってきてようやくお腹の脂肪を落とす本当の戦いが始まるのです。

後期の摂取カロリーを維持しつつ、初期~中期までかけたのと同じくらいの時間をかけるつもりでお腹の脂肪が落ちるのを辛抱強く待つのです。

例を出すと・・・初期~中期で3ヶ月かかったとしたら、お腹の肉を落とすのに更に3ヶ月かけるつもりでダイエットに挑む必要があるのです。

筋トレの強度や使用するサプリメント、ダイエットピルによって期間は大きく変わりますが・・・初めてお腹の肉と対峙するのならこれくらいの気構えは必要になるでしょう。

筋トレは高強度の筋トレと有酸素orHIITで脂肪を燃焼!

食事の次に大事なのが筋トレになります。

ぽっこりお腹は脂肪のせいだけとはかぎりません、筋力不足によってもなってしまうのです。

特に過激なダイエットをする人に多いのですが、食事を沢山食べるとお腹が思いっきりせり出してしまう人っていますよね?

胃下垂とか言われたりしますが、これの正体は腹筋周りの筋力不足による胃が落ちている状態です。

この状態は不健康なだけでなく、くびれがなくなったりと美しさを損なう事にも繋がるのです。

だからダイエットにおける筋トレの重要性は男性以上に女性の方が高いと思ったほうがいいでしょう(女性の方が筋肉が落ちやすく付きづらいので胃下垂になりやすい)

具体的な筋トレ内容としてはジムにある筋トレ器具による高強度の筋力トレーニングを必ず取り入れます。

自重でも十分な負荷をかけることは可能ですが・・・初心者の内は限界まで追い込むのが非常に難しいのでジムに入るか、ダンベルやベンチなどを購入して高重量のウェイトトレーニングが出来る環境を用意しましょう。

また高強度というのは1~5セット(基本的にセット数は決めず、もう一回も上がらないくらい限界までトレーニングをする)8~15回程度が限界のウェイトで全身をまんべんなく鍛えましょう。

何をやっていいかわからないという方はダンベルやバーベルを使ったベンチプレスによる胸のトレーニング、懸垂マシーンやラットプルダウンを使った背中のトレーニング、バーベルやレッグプレスを使った足のトレーニング(足のトレーニングは脂肪燃焼において特に重要!)。

胸、背中、足の三種目をメインに徹底的にやっていきます。

腕や肩、腹筋などは上記の三種目で一緒に鍛えられるので優先度は低めで、余裕が出てきたらやるくらいの気構えで十分なのです。

そしてメインの高強度の筋力トレーニングが終わったら、有酸素を30分~1時間やるかタバタ式トレーニングなどのHIITを1セットこなして締めます。

トレーニングは毎日ではなく1週間に3~4日やるのがベストです。

と言うより限界まで追い込んでいるとこれ以上の日数でやるのは体調を崩したり、精神的に続かないですからね。

サプリメントはプロテイン以外はなくても大丈夫

ダイエット用のサプリメントは非常に沢山ありますが、基本的にはプロテイン(低脂肪低炭水化物のやつ)だけでいいです。

ただ付き合いなどで外食が多い方は炭水化物をブロックしてくれるカーボブロッカーや脂肪を体外へと排出するゼニカルは結構便利です。

他にも筋肉増強サプリメントで言えればBCAAやクレアチンなどもあればあったに越したことはありません。

とくにBCAAは筋トレの疲れや疲労回復などにも便利なのでプロテイン同様飲んでいると仕事などにも弊害が出づらいでしょう。

ただ忘れてはいけないのはサプリメントは補助食品であることです(ゼニカルは医薬品なので例外)

摂取するだけで劇的な効果を産むものは殆どなく、食事と筋トレの質の大きく依存するのです。

だからできるだけ食事から新鮮な栄養素をとって、仕事や生活で食事を適度に取るのが難しい時にサプリメントに頼るのが正しい使い方なのです。

まさに裏技!減量用アナボリックステロイドを使ってダイエットスピードを加速!

アナボリックステロイドと言うと筋肉増強のイメージを持つ人が多いでしょうが、実はアナボリックステロイドには減量用のものが存在しています。

その効果はボディビルダーにより実証済みであり、栄養補助食品であるサプリメントとは違って非常に高い効果を期待できます。

そもそもサプリメントは栄養補助食品の域を超えてはいけないので、劇的なダイエット効果を期待できるサプリメントは殆どありません。

でもアナボリックステロイドは医薬品なので体の内部に直接作用するのでサプリメントとは効果にも歴然の差がつきます。

特にクレンブテロールリオチロニンの2つは筋肉増強に用いるためのステロイドとは違いケア剤と言った類のものを必要としません。

なので使い方さえ間違えなければ怖い副作用もなく、食事、筋トレの質が多少低くても結果を出せるのです。

絶対に二度とダイエットに失敗したくない!今度こそお腹をへこませる!・・・でも筋トレにも食事制限にも自信がないという方には是非試して見てください。

具体的な使い方や詳細はそれぞれ下の記事にまとめてあります。

お腹周りの脂肪はどこまで落ちればゴール?

男性であればシックスパックがくっきり浮き出るライン、女性であれば綺麗なくびれが見えたらゴールですよね。

でもどこまで脂肪を落とせればそうなれるのか?何か目安はないのか?

そこで僕なりに体脂肪率を体感で測る際に目安にしているものを紹介します。

まず男性であればお腹の肉が手の甲と同じくらいの脂肪の厚さになれば十分です、まず間違いなくその頃にはシックスパックがくっきりと浮き出ているでしょう。

もしそこまで脂肪が落ちているのに浮き出ていないのであれば腹筋の厚みが足りていないので、腹筋の筋肉を肥大化させる必要性があります。

またへそから下の血管の浮き出具合でも脂肪の減少具合が見てとれます。

特にへそ下の血管は徐々にお腹の脂肪が取れていくに従って顕著に出るので「何だかダイエットも終盤なのにお腹の肉があまり落ちていないな~」とモチベーションが下がっている時に、血管に注目すると血管が濃く浮き出てたり、今まで出てなかった部分の血管が浮き出てたりして順調に体脂肪率を落とせているのを確認できるのでモチベーションアップに繋げられます。

女性であればきつめのジーパンを履いた際に腰回りに肉が乗っかるかどうかで判断しましょう。

または鏡で腰を捻ってみて観察してみるのもいいですね。

ちなみに女性が肉が摘めないレベルや血管が浮き出るほどまで体脂肪率を落とすのは生半可なことではないし、そこまですると生理が止まるなど健康被害が大きいのでオススメしません。

ポッコリお腹を治すために絶対にやってはいけないリストまとめ

ポッコリお腹を治すにはやってはいけないことがいくつかあります。

それをここでまとめておくので是非「これって大丈夫だっけ?」と迷った時に活用してください。

・過激な食事制限をいきなりやらない(リバウンド率が劇的に上がり、お腹の脂肪だけを残してしまう可能性が高い)

・筋トレは有酸素メインにしない(ダイエットは加速できても、筋力の低下が著しくなる)

・食事制限はカロリー重視ではなく、PFCバランスを重視する(総合カロリーをいくら削ってもタンパク質不足だと筋力の低下を招く)

・腹筋を無意味に鍛えない(腹筋をいくら鍛えても贅肉は取れない、やるなら足や胸、背中を最重要事項にする)

・とにかく諦めない(これが一番大事)

上記のルールさえ破らなければ必ずポッコリお腹をへこませることは可能です。

逆に言えばこれくらいは徹底しないと落ちないほどにお腹の脂肪は頑固だということでもあるのです。

でもそんな強敵を倒せればその経験値は計り知れません。

お腹の脂肪というラスボスを撃退できたのなら、生半可なダイエット程度ではもう二度と失敗することはないでしょう。

一度だけでいい、とにかく落としきるまでやり遂げればダイエットというジャンルの世界観を変えることが出来るのです。